後編はすばやく駆け抜けたいのですが、中編を書き終えてからはっとした。SPOTMATICしか書いていない。しかも長い!
さて後編です。
一番汚くて一番古いカメラが隠れていました。
金属ボディは前面が腐食と埃で梨地のようになっています。
白くあるべきところが黒ずんで、全体的に汚い。
ためしにシャッターを切ってみる。
「ショコ・・・」レンズシャッター独特の音がした。
「シャッターは切れるんだな、、、。じゃあメーターはどうかな」
セレンの前に手をかざす
「!?こいつ動くぞ!!!!!」
メーターが元気に振れた。
買ってくれ、助けてくれ、俺はまだ戦える。そういっているように感じたんだ。だからつれて帰る。もう一度そのレンズで何かを見てほしい、フィルムに焼き付けてほしいと思ったんだ。
FG-20もSPOTMATICも好きだが、この子はどうしてもきれいにしてあげたくなった。動かなくたって立派なカメラだから治せるなら治したい。そんな若干センチメンタルな気持ちになった一台との出会いだった。
さて、保護した3台のカメラのお話はこれまで。
長かったですよね・・・
さて、次はカメラと同時に保護したレンズ2本について書くことにしよう。。。長いよ