カメラの出てくる映像作品 -その1-
茶色のサスペンダー、カーキのジャケット、クラシカルなフィルムカメラ、渋さがにじみ出る主人公といったら何を思い浮かべるだろうか
1992年のアメリカ映画"マディソン郡の橋"はナショナルジオグラフィックのカメラマン"ロバート"とアイオア州の片田舎に住む"フランチェスカ"の4日間の恋愛を描いた作品である。
カバードブリッジ(屋根付の橋)を取材している主人公がアイオア州でフランチェスカに道を尋ねるところから二人の出会いが始まる。
物語はロバートの死後、息子が遺書を読み回想する形で描かれているところはスタンドバイミーやタイタニックに通じる表現方法で個人的には共感性が持てる。
個人的には名作と思うが、結末や批評は語りつくされているため、ここでは割愛させていただく。
この作品を語りたいのはアイテムとして登場するカメラを紹介したかったからである。
"Nikon F"このカメラがキーアイテムとして登場する。
Nikon Fも世界のカメラ史に名を残す名機であり、さまざまなレビューがなされている。
Nikon Fとはどのようなカメラか
2.Fマウントの最初のモデル
3.1959年から1974年まで製造
マディソン郡の橋のカメラの仕様
1.ボディはブラックモデル
2.アイレベルファインダーはシルバー
3.ワインダー装着(機種不明)
4.ソフトレリーズ
5.レンズはAutoNikkor 35mmf2.8
私の持っているNikon F
1.シルバーモデル
2.前期型(上部右側に日本光学のマークが入る)
3.レンズはAutoNikkor50mmf1.4前期型(カニ爪が直線デザイン)
映画化の後日本でもミュージカルになっている。韓国でも映画化をしている。原作の映画とどのように違うのかを見てみたい。
ミュージカルは、使っているカメラがCanonだったり少々残念だが、カメラが主役でもなく見るのは物語。・・・でもやっぱりNikonのカメラを使ってほしかったなぁ。
昔は金曜ロードショーで夏あたりによく放送されていた記憶があるが、最近では地上波で見ることはなくなった。
奇抜なCGやワイヤーアクション満載の映画やビビッドな映像もよいが、こういった少し古い映画も味わい深いとおもうカワズなのでした