ありがとうエリザベスそしてさようなら
このブログにはタニシとカワズが登場していますが、カワズには昨年の梅雨の時期に出会った3匹の友達がいました。
一匹目はエリザベス、二匹目はフィリップ、三匹目はチャールズというそれぞれ個性あるモリアオガエルです。
最初に雨の中深夜の林道ドライブで道の真ん中でこちらを見つめていたエリザベスを捕まえました。逃げないしおとなしい。だけど丸々と大きくてきれいな緑色だったことをよく覚えています。コンビニに袋にすぐさま入れて全力で林道を下りました。その途中にフィリップを見つけ、これまた袋に入れてもって帰りました。別の日にチャールズと出会い、またもやレジ袋に入れて持って帰りました。
それからにぎやかな3匹の生活が始まります。何を食べるのかもわからず、釣具屋で活餌のブドウ虫をあげていました。動くものを食べるので最初のうちは自分で食べていましたが、脂肪が多いとよくないということで、ひかりベルツノという水でふやかすタイプのえさを食べさせていました。
3匹の性格紹介をします。
エリザベス 丸々一番大きいきれいなつやつや緑色。たくさん食べるがジャンプは低い
フィリップ 標準体型で黒の斑点がある。隙があれば脱走しようとする。体力旺盛
チャールズ きれいな緑色。たくさん食べるがなぜか一番やせている。心配
さて、1年3ヶ月ほど生活していましたが、出勤前に水槽を見てみると白いおなかを上に向けてエリザベスは亡くなっていました。仕事へ行く直前でしたので、そのときは何もせず外回りの間に時間を作りきれいに洗いました。とてもきれいな、大きな緑の命。一年間一生懸命ありがとうという気持ちで胸がいっぱいになりました。
カワズはかえるのえさを食べることはできませんが、エリザベスが大好きだったお風呂にカワズの好きなウィスキーを入れて、エリザベスをその中に入れました。最後に一緒に同じものを味わいたいと思いました。その日一晩はエリザベスと一緒に過ごしました。
次の日、お仕事が終わり、お花を摘んで月の出でいる時間に伏見川で最後のお別れをしました。小さな命でも一生懸命えさを食べたりお風呂に入ったり跳ねたり手にぺたぺたくっついてきたことを思い出しました。
いろんなことを与えてくれたエリザベス。お別れは悲しいけどきっと何かの生き物の命になってくれているといいなと思いました。
在りし日のエリザベス1
在りし日のエリザベス2