たにしです。
たにしは山登りし貝なので、一匹でもちゃかちゃか登ってしまいます。
たにしはかの有名なYAMAPを使用しています。
気になるユーザーさんの情報を集めると、県内のお山の状態やお花の時期を把握できるので便利です。
そんな中、どうしても見たいお花がありました。
「東白銀草」
なんてかわいい花なんでしょう!!
これは朝活をしてぜひ見に行かねば!!
というのが、一週間前の話でした。
当日。
起床 4:50
たにし「あああああああああああああ」
たにし、謎の気持ちの滅入りが発生。
たにしは虫が大嫌い。なのに山に登ることができるのは、「景色やお花に出会うため」に「山に登るという強いこころ」があるからです。
が、この日はガチ凹みで布団から出ることができず、「毛虫爆弾を避けてあることができない」「虫に耐えられない」と、心がバッキバキに折れてしまったのです。何もしてないのに。
そのまま眠ることもできずにもだもだし続け、それでも登りたいと思えたのが8時でした。
さて、ただ奧医王山に行くだけではつまらない。
どうせ行くならいろんなところに行きたい。
というわけで、今回はしらがくび~白兀山~ダオテラス~奧医王山というルートをとりました。
スタート。
車の外気温計によると22℃くらい。涼しい。
たにし「ぜぇはぁぜぇはぁ……」
一匹なのをいいことにハイペースでとばすため、心臓バクバク。
何か蝶がいました。
白兀山に至る道というのは、こういう道が多いのかもしれません。
なお、たにしはこの時点でも息切れ中。
小白兀。頂上よりここが景観がいいという。
ここでブレックファーストキメるのが、今日の夢でした。
遠くに見えるお山。
やっぱり花が好き。
でも葉っぱもかわいい。
白兀山。右手にすぐ進んでいくと、夕霧峠に行けます。
合間で見える下界の景色。
途中、いきなり開ける場所があります。
そして息切れから、通路の木にへたり込む貝。
世界は広い。
ヒメシャガ。場所によってはもう見られなくなりつつあるとかないとか。
真っ白いシャガより小ぶり、色も可憐。
イワカガミ。山のお花というのは、清楚で健気で可愛らしいです。
冒険心がくすぐられる。(野生)
ダオテラスという場所があるのですが、蛇尾山という山があります。
その近くに木陰でテラス席のようにベンチがある場所があります。
ちょっと先客もいましたので写真はとらずに奧医王山を目指します。
ギンリョウソウ。目玉とか宇宙人みたいって言われているアレです。
湿気の多いところによく咲くらしいです。
夕霧峠。林道の方におりていくと、
看板。左手に進めば奥医王山。この辺りに車も停められるので、30分で山頂らしいです。(ほんとここから登ればいいのに、この貝は……)
たにし「に……もう11時にか……」
ちょっとタイムリミットが近づいてきています。
それでも東白銀草見たい一心で、奧医王山に歩を進める……!!
振り返ればこの景観。富山が見えます。あと、どうやら立山も見えていたらしいです。
が、貝はもうこの階段でそれどころじゃない。
ちょいちょい階段の端に看板があって、あと何段、あと何段って書いてあります。
がんばったよ。
さあ進みます。
天気はいいですが、気温が低いので暑くはありません。が、やはり木陰は涼しいですね。
水辺はブヨとかいたら嫌なのでスルー……
たにし「……に?!」
登山道。日の当たるその道に、一匹の黄色と黒の物体。
オニヤンマだったらどれだけいいか。
10mくらいからも視認できる、あの親指サイズの虫は……?!
たにし(は、は、蜂にぃぃぃぃぃぃ!!! しかもオオスズメバチ!!!)
たにしは虫が大嫌い。
とりわけ、蜂とGが大嫌いです。いや、まだGは殺虫剤でとどめさせるのでどうにかなるのですが、蜂は攻撃力がありすぎて恐怖の対象。バッキバキに心が折れる。
即Uターンしました。(小心者)
たにし「これは……きちんと予定通りに行動しなさいという、医王山の思し召しに……」
林道を歩きながら、たにしは午後の予定に思いを馳せたのでした。とぼとぼ。
ローソンで購入。おいしかったです。
なお、5~6月にスズメバチが一匹で行動していた場合、それは女王蜂で、巣作りの場所を探しているんだとか。あまり早く動かないそうですが、それでもねぇ……(怖いものは怖い)