たにしです。
5月ぐらいからじわっと暑かったのに急激に寒くなりましたね。
寒暖差で貝はしんでしまいます。
さて、この時期はタイトルの通り、7月に白山にチャレンジした時の話。
記事自体は夏に書いていますが、きっとコロナにかかって大変だったんですね、7~9月のたにしは。
何でこの記事に手を出したかと言うと、10月に2度目の白山チャレンジをしたからです。時系列が狂ってしまいますので書いていきやしょう。
※今回、景色が良すぎて写真が多いです。
- 23:00 一ノ瀬ビジター到着。
- 4:00……の5分前。
- 5:50 別当出合登山口スタート
- 6:40 中飯場到着
- 8:15 甚之助避難小屋到着
- 10:07 黒ボコ岩到着
- 10:55 室堂到着
- 13:30 観光新道に入る
- 15:11 仙人窟到着
- 16:30 下山
「甚之助谷砂防堰堤群ってとこがあるらしいぜ!!」
と、二年前、石川県内で遊ぶという縛りの真っただ中、「見たことない景色を見に行く」を合言葉に何にも知らないまま白山登り始めたのが、この貝です。
まあ、その時は本気で準備が足りず、志半ばに、中飯場で引き返したわけですが。
今回の貝と蛙は、一味違いますよ。
7月のある日……
たにし「白山に行きます。土曜日までに荷造りをします。仕事が終わったらカレーを食べて、シャワーを浴びます。一ノ瀬の駐車場で車中泊をします。4時起床、5時の始発バスに乗って登るぞ!!!」
まあ結局用意終わったのが土曜の21:00ぐらいだったんですが。
車中泊を念頭に置いた荷物。今回は移動式お宿TAFTです。
TAFTはフルフラットを謳っていますが、若干の段差で眠れないという情報は、全国TAFTの民からゲット済。なので段差対策もしっかりとします。
寝袋なんていいもん持ってないので、普段使いの肌掛け布団を持参。
ここまでやればさすがに始発に乗れるはず……
23:00 一ノ瀬ビジター到着。
誘導の人「明日白山に登られる方ですか? 奧の方の5番の駐車場を使用してください」
ええええええええええ
すでにたくさんの人が前日入りをしていました。
何なら、ヘッドライト付けて「じゃあ今から登ります」というグループもいました。
嘘やろ……山の民ってどうなっとん……???
誘導されて着いた駐車場。いそいそと寝床を整え、登山届を提出しに行きます。
※白山は登山届必須です。
するとまあ、
・煌々と電気のついているトイレ
・ビジターセンターには更衣室もある
・飲み物の自販機
何やこの至れり尽くせり。
正直、山のふもとの車中泊が怖かったんですが、あまりにも人がいっぱいいるので、逆に怖くなくなりました。
しかし、慣れない車中泊。眠りが浅く、一時間感覚で眠りと覚醒を繰り返します。仕方ないので、YouTubeで睡眠用の音楽を探し、薄くかけて寝ました。
誕生日にもらったColemanのライト。マグネット付きなので車内でもうまくやればつく。とっても便利。ルームライト代わりにも使ってます。
4:00……の5分前。
たにし「ち?!」
目覚ましより早く覚醒。
たにし「起きるにし!! かわず! 起きるにぃいい!!」
べちべちべち!!
かわず氏「ああああああ! なんでたにしそんな早いん???」
眠りが浅かったからです。
まだうとうとしているかえるを横目に、用意したおにぎりをむさぼり食べる貝。
その目の前を通り過ぎる車(早朝組)と登山装備を身に着けた人(前日組)。
白山は別当出合登山口があるのですが、ここに車で行けるのは平日のみ。
休日はマイカー規制のため、一ノ瀬ビジターから出るバスに乗っていかねばなりません。この始発が5:00なのですが……
たにし「うそやろ何この人数」
既に100人は並んでいるであろう列。
5:50 別当出合登山口スタート
たにし「あっちから降りてくるのが観光新道、下山コースだよー」
かわず氏「ふーん」(聞いてない)
6:40 中飯場到着
2年前、こころざし中飯場で引き返した(※笑うところ)場所にたどり着きます。
少し水分補給した後、すぐに他の登山者に混じり登っていきます。
たにし「ここからは未知の世界にぃ……」
別当覗。
おやつはビスコ。おいしい。
サンカヨウの実。
かわず氏「それ食べられるの?」
食べられるらしいですよ。けど大抵は採取禁止だからやる人はいないんじゃないかな。
8:15 甚之助避難小屋到着
この辺りから景色が変わりました。
がぜん上がるテンション。
甚之助避難小屋から少しあがったところからご褒美眺望ルート(勝手に命名)が始まります。
ただ体はついていかないのでよく休んで食べていました。
延命水。今年は雪が少なく、枯れ気味だったそうです。
実際ほとんど出てなかった……
10:07 黒ボコ岩到着
何人もの方が写真撮っていたので、たにしとかわず氏も混ざってきました。
かわず氏「俺を撮れ!!」
撮りました。
横構図うまくいっているんじゃないでしょうか? 気に入ったので、アルバムの見開きにしました。
あかねもイルヨ。
弥陀ヶ原。高山って感じがします。(語彙力)
10:55 室堂到着
お昼ごはんを食べます。
が、ここでご飯をゆっくり食べてしまったが故に……
山頂に行く時間がなくなりました。(阿呆)
室堂から山頂に行くまで40分。お池回りをして帰ってきたらバスがありません。
ここで計画変更。
白山さんの奧宮でお参りをしました。まったくお花畑が見れないのは悔しいので時間の許す限り行ってきました。
こんなに可憐なのに、匂いはヤバイ。
たにし「この水が、下界に流れていくのかぁ」
何だか感慨深い気分になります。
山頂に行けなくて悔しさをにじませるかわず氏。
エコーラインの分岐でお会いした方から、「観光新道のお花がとてもきれい」と教えていただきました。観光新道。上級コースとも聞いています。
「今回が白山初めてなんです。初心者でも降りられますか?」と聞いてみると、「ゆっくり気を付けておりれば大丈夫」とのこと。
よし、ならば。と観光新道での下山を決意。
「お花に見とれてバスに遅れないようにね~」と見送っていただいたのですが。
まあぎりっぎりでしたよね。
13:30 観光新道に入る
お花畑に圧倒され、シャッターを切る手が止まらない。
はじめはかわず氏ときゃいきゃい言ってましたが、殿ヶ池避難小屋過ぎたあたりから段々と口数が減り始めます。
観光新道は絶景といわれる理由が分かる気がします。
15:11 仙人窟到着
仙人窟
かわず氏「撮った? 撮った?」
たにし「撮った撮った」
この後、ごろごろ石があるゾーンに突入。
湿ってるわ苔むしてるわで足場が悪く、過去にレンズを泥に突っ込んだことのあるたにしは、賢明にも写真を諦め、17-70mmにレンズキャップをします。(これがのちに後悔することに)
16:30 下山
最終バスに何とか間に合いました。
しかしきっつかった。後半、両膝が痛んで、足は前に出ますが踏ん張り切れない状態だったので。
既に飲み物もぬるくなってますし、バス待ちの列についたあと、ザックを置いてへたり込んでいました。
仙人窟以降ほぼ写真がないことから、やたらきつかったことをお察しいただけたらと思います。
何とか帰り着いたあと、勝利のビール(水曜日の猫)と唐揚げで乾杯しました。
もう二度と白山はいいやと思いました。
実は、下山時につけたシグマのレンズキャップ、結局落としまして。(つけてから20分後にはなかった)
バスの時間もあったので取りに行けず、また取りにいくには観光新道は冗談抜きで道がきっついので、
HAKUBAのひも付きを買いました。
そして、GoProの動画を見てみると、フィルムの傷がそのままソフトフィルターみたいになってしまっていたので、フィルムを取り換えることにしました。
何となくHAKUBA買っとけば何とかなるかなって。
翌日……
たにし「たにち、白山登るぅううう!! 8月にもっかい登るうぅぅぅ!!」
この貝、懲りてない。
まあ、この後コロナに感染して、登山どころの話じゃなくなったんですけどね。