タニシとカワズの田んぼ生活

とろとろタニシとかわかわカワズの不思議な日常

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2022/10/01 大日岳に憧れて敗れる貝

たにしです。

紅葉シーズンですね。石川県の紅葉の名所と言えば、白山ホワイトロード兼六園、荒俣峡などが有名でしょうか? ニッチなところですと鶴犀林道なんてものもありますね。

たにし「やーぁああ!!! たにしお山のぼるのぉぉぉ!! お山登らないと立派な貝になれないのぉおおぉお!! 大日岳登るうぅぅぅ!! 一匹でも登るぅうう!! 行くのおおお!!!」

かわず氏「わかったわかったわかった!!」

やったぜ。

 

大日岳とは富山県にある2501mの山です。

登山口すぐ近くには有名な称名滝があります。

なんでたにしが「大日岳登るぜ!」となったかと言いますと、石川県の紅葉シーズンにはやや早く、行くところが思いつかなかったんですね。

そんな折に、職場の人に「大日岳とか中山おすすめですよ」と言われたので、よっしゃ行ってやるか、と。(ついでに言うと立山が紅葉シーズンに入ったこともある)

結論から言うと、消化不良だがとても楽しい時間を過ごせました。

 

 

4:30 起床

たにし「ちっ?!」

目覚ましの音ともに目覚める貝。少し頭痛を覚え、「行くか辞めるか」を悩みます。

過去、ネットで聞いたことがあります。

遭難する時は、その予兆があると。

この頭痛は何を意味するのだろうか?(※寝不足だと思います)

まあ最悪、登れなければ富山観光と決めて出発します。

 

実は大日岳の駐車場まで、2時間以上かかるのです。道中、朝焼けの富山県はえらい綺麗で、ゆるキャン△のBGMを聴きながら上がるテンション。(※だが頭痛)

 

 

6:40 コンビニにて衝撃の事実

カメラにSDカードが入ってなかった件。

1時間半も運転していれば、お花も摘みたくなります。

たまたまトイレしたくてコンビニに寄ったのですが、ふとカメラを見てみると。

 

SDカード忘れたああああ!!!!

 

GoProは持ってるくせにSDカードは忘れるという阿呆をやらかす。

頭をかすめる「予兆」。

しかし、スマホもあるので何とかなるだろうと悶々としながら移動を再開。

 

 

7:11 諦めない強いこころ

ふと、思い立つのです。

そういや、コンビニってSDカード売ってんじゃね??と。

というわけで、寄ってみました。

あったああああああ!!!! しかも64GB!!

別に動画を撮るわけではないので、性能はこの際置いといて。

お値段2200円(税込)は懐に大打撃ですが、ほら、SDカードって消耗品だし。(震え)

 

 

7:45 駐車場到着

駐車場に至るまでにゲートが1つあります。ちょうど立山との分岐なのですが、さすがシーズンの立山えらい車の数でした。

大日岳の方は大丈夫かな?と思いましたが、十分に車が停められました。あとで調べたところによると、登山者は立山の方に行くことが多いらしいです。

この駐車場、称名滝に行く観光客も停めるらしいので、トイレもある。紙もある。神かな???

 

8:00 登山開始

こちらのゲートが閉まるのが17:00。

立山との分岐のゲートが18:00。

となると、ゆとりある下山が大事ですね。

ソロ登山のいいところは、自分のペースで登れるところ。

ちょっと息が弾むくらいで登っていきます。

可愛い。顔みたい。

この梯子怖かったです。いくつもあったんですが、足をどこにかけていいやら。

リンドウ?

こういう鎖付きの道が何か所もあって、登るのはいいんですが、カメラぶらぶらしてると不安になります。(それでも持ち歩く)

 

 

10:00 木道到着(大日平)

ここからはご褒美ゾーン!

ふと右側を見ると色づいた高原が広がっていました。(大日平というそうです)

盆栽みたい。

 

10:50 大日平山荘到着

この時点でガスが降りてきており、悩ましい天気となります。

下山しても13:00。どうせなら行けるところまでと山頂方面に向かいます。



 

12:00 三つ目の沢到着

沢に至る直前、足が攣りました。

左足の土踏まず。なんてところが攣るんだと思いました。これでは歩けません。

8時から登り始めてすでに4時間。山頂までさらに1時間。

下山に同様の時間がかかるとするなら、ここが撤退時。

白山もそうでしたが、山頂目前で引き返すのは悔いが残ります。

しかし、大日岳はゲートの時間制限がありますので無理をすると、称名滝の駐車場、誰もいない中、布団もないのに車中泊とかいう恐怖のイベントが発生してしまいます。

それはいただけない。

ソロ登山、すべて自己責任。

なので観念して下山しました。

 

たにし「次は絶対山頂にいってやるぜ!!」

見えてないけどね!!

下山時は景色が変わるので面白いです。

ハウルの動く城がいそうですよね。(オタク的発想)

大日平山荘の奧、少し進むと不動滝のビュースポットがあります。

どうやらあちら側が立山の様子。山同士が繋がっているのがよくわかります。

足元の紅葉が綺麗。

頭上も。

たにし「カメラ仕舞おう」

※この数分後、靴紐を木の根にひっかけて転倒。(やっぱり予兆……)

 

15:00 下山完了

3時間かけて下山しました。タイム的にも山頂諦めて正解だったと思います。

ただ帰るのは悔しいので、観光名所の称名滝を見てきました。

 

予兆予兆と書きましたが、怪我無く下山できました。

いろいろ踏んだり蹴ったりな行程でしたが、大日平を歩けたこと、本当に幸運でした。上に七福園という場所があるらしいので、今度は7時スタートで行きたいですね。