たにしです。
さあ、待ちに待っていた、春の季節がやって参りました。
たにしはもともと花を撮る貝。なので、毎年、兼六園の梅が咲く2月中旬から元気になります。
今年はちょっと梅の時期をいろいろ逃してしまいましたが、お楽しみのあの場所に行って参りました。
奥能登最後の秘境、猿山岬
猿山岬は金沢市から2時間半、白山市から3時間ほどかかります。
ルート的にはいろいろ出ますが、山側環状線からのと里山海道をぶっちぎっていけば意外と近い。(ただのと里山海道は途中休憩場所がないので、トイレ休憩は計画的に)
猿山は海を眺めながら歩くことができますが、とても眺望が良い!!というわけではありません。ここのメインはやはり雪割草の群生でしょう。
ここ4年ぐらい通ってみて、花が綺麗に開いているのが10時~15時ぐらい。天気がよく、気温がほどほど高いとなお良い、といったところ。時期的には3月上旬ぽつぽつ、15~25日トップシーズン、遅くても下旬ぐらいまでです。(たにしは15~20日の間を狙う)
ところどころ咲いていますが、群生ポイントがありまして、めっちゃお手軽に行きたい!!という人は、猿山岬の灯台側まで車を走らせると楽ちんです。灯台側に向かうように歩いて片道30分。それでもスニーカー必須。山道ですので、どろだらけになります。(経験済み)
たにしみたいに、お山を歩きたい!!自然に還る!!という方は深見漁港から。こちらはトップシーズンは地元の方が車の誘導をしてくれます。駐車場はありませんので、海沿いに路駐。ありがたくご厚意に甘えさせていただきます。
なお、環境保全金として一人当たり300円を支払います。
(かわず氏の「意地でもフィルムカメラで撮る」という固い意志を感じます。私もベルビアで撮ってみたので楽しみですねぇ)
本日の装備
Canon EOS70D
CarlZeiss S-Planar 60mm F2.8
SIGUMA 150-600mm F5-6.3 DG
深見漁港到着
今回はTAFTについたナビで移動しましたら、ちょっと里山抜けるルートを通らされました。海沿い走るのも気持ちがいいです。
この日は天気にとっても恵まれました。なんせ最近は土日の雨が多く、ガチ勢のたにしは「19日は絶対に晴れさせるにち。たにちの寿命をささげても!!」とか言ってました。すっごい晴れたので、たにし20年くらい寿命が縮んだかもしれません。
車の中で持ってきたサンドイッチで腹ごしらえ。鶏むね肉のチャーシューとアボカドのサンドイッチうまし。
深見漁港はこの時間すでに車が長蛇の列。前日18日は曇りで気温も低く、3台しかいなかったそう。
係の方にお礼を行って環境保全金を払いに行きます。
こういうところでお金をケチってはいけません。年々紙の質が良くなるリーフレットを受け取ります。(個人的に、雪割草と灯台モチーフの山バッチ欲しいなぁ。手ぬぐいでもいいな)
はじめの15分は急登を登ります。がっつり息があがりますが、ここを越えれば第一雪割草発見しますので、俄然テンションもあがるというもの。
第一雪割草発見
CarlZeiss S-Planar 60mm F2.8
絶賛パシャパシャタイム。事前情報通り、エイレンソウも咲いていました。
もっと山野草に詳しくなりたいなぁ。
かわず氏、水分補給中。中身はポカリ。
(かわず氏「は?!water only?!」)
かわず氏「もうちょっと……! 今ここで光が……!」(6Dに中間リングかませてヘリオス使ってる)
たにし「たにしも! たにしも!!」
相変わらずカールツァイス使うのヘッタクソな貝ですが、どうぞご覧ください。
川。
猿山は海を眺めながら歩けますが、決して眺望はよくありません。
たにしはこの葉っぱが落ちた山、明るくて歩くの好きですけれどね。虫いないし。
群生地
上に行けば去年のルート、今年は下へ。
こちらは割となだらかな斜面でたくさん咲いているのが見られます。
SIGUMA 150-600mm F5-6.3 DG
この群生地は15時くらいでも花が開いています。
ベンチもありまして、150-600mmを構えます。
何人か長玉を持ってる方がいました。
たにし「ふう……長玉しまうにぃ」
かわず氏「え? 持って行かないの?」
たにし「え?」
登山時のアドレナリンのテンションのまま、約3㎏の装備片手に登ることに。
雪割草撮影って動体視力と反射神経を求められますよね。
つまり雪割草撮影はスポーツ。
藪椿ゾーン。雰囲気が良い。
しかし群生地でパシャパシャやりすぎたせいで、山頂手前にして時間と体力の限界を迎えました。
猿山は深見漁港側から行くと山頂手前に結構な階段が続きまして、これがまたきっつい。あくび→鼻水→あくび→鼻水で息ができない。
この階段をずっとのぼってきたわけで。
栄誉ある撤退となりました。
簡単にカップ麺を食べます。サーモスの水筒にお湯入れればカップめんくらいは作れるのでお勧めです。
ここからCarlZeiss S-Planar 60mm F2.8
この時間になるとすれ違う人も少なくなってきました。
行きにも来た群生ゾーンで最後の撮り溜め。
SIGUMA 150-600mm F5-6.3 DG
空も綺麗。スマホでいいやってなる時。
戻ってきました。
ひらがなでかわいく書いてるけど、汚水は汚水。
戻ってきたころには車は残り4台。
最後の〆に海鳥を撮るかわず氏。
この日は夕日も綺麗だったので、なぎさドライブウェイも行くかという話も出ていました。
が、やはりちょっとお疲れ気味だったので、のと里山海道で横目に楽しみながら帰路。
この日はがっつり特別に焼肉を食べに行きました。
コロナの緩和に従い、結構厳しめなたにしの職場も外食を緩めてくれたので、堂々と行けるわけです。
ええ、そうです。
3月はたにしの生まれ月。
この日の雪割草観賞と〆の焼肉(とケーキ)がかわず氏からのプレゼントなのです。
とっときのお肉ですのでとってもおいしい。
なお、かわず氏は米軍装備で歩いていた為、「自衛隊の人ですか?」と何人かから聞かれていました。本蛙曰く「USAって書いてあるじゃん! はがれてるけど!(←だめだろ)」とのこと。
ピクルスのワッペンはればいいと思うよ……
今回はレンズの本数を絞って、150-600とSプラナーで行ってきました。(かわず氏「なんて贅沢なレンズの組み合わせ」)
かわず氏みたく、オールドレンズで遊ぶのもいいなと思うのですが、たにしは雪割草は妖精だと思ってるので、遠くからささやかに撮りたいのです。(イタイ)
門前町の方で3/25、26には雪割草祭りをやっているそうです。
雪割草観賞のあとに門前町に行ってお蕎麦……というのもいいルートかもしれません。
今回行きませんでしたが、足を延ばせば能登ワインや喫茶店もありますし、開拓も楽しそうですね。
おすすめあったら教えてほしいです。
なお、2022年の記事は編集中ですが、2021年の雨の日はこちらです。