たにしです。
月曜日から、
「やー!!! たにち別山登るのおおおお!! 登るうぅぅぅ!! 登らないと立派な貝になれないのぉおおお!!」
と言い続け、2時半起床で白山のお隣り、別山に登ってきました。
山に登ると、神経が興奮してねむれなくなるので、普段寝てる時間(1:00過ぎ)なのに、平気で起きてます。でも腰痛い……
- AM2:15 起床
- AM4:10 一ノ瀬ビジター到着
- AM4:30 一ノ瀬ビジター出発
- AM5:00 猿壁登山口到着
- AM8:50 チブリ尾根避難小屋到着
- AM9:05 景色と山でおいしく食べる贅沢朝ごはん
- AM10:30 下山開始
- PM12:15 猿壁登山口到着
- PM12:35 一ノ瀬ビジター到着
AM2:15 起床
山に登ろうと思うと、どうしてこうも寝られないのでしょうね?
睡眠時間が5時間をきちんと超えた試しがありません。
珍しく寝てなかったかわず氏のお見送りをうけつつ、3:00前に一ノ瀬ビジターに旅立ちます。
AM4:10 一ノ瀬ビジター到着
意外と車でかかる、一ノ瀬ビジターまでの道。
まあ、先週の平瀬登山道への運転に比べたら半分ですので、かわいいものですね。
お手洗いと登山届の提出を済ませます。
登山届の提出は面倒ですが、別にお金のかかるものではありませんし、ソロ登山ならやはり万が一があると考えておいたほうがいいですね。
AM4:30 一ノ瀬ビジター出発
別山に登る時はバスを使う必要がないのもメリット。
まだ暗い中、ヘッドライトをつけて舗装路を歩いていきます。
たにし「……え? 誰もこないの??」
振り返れば、別当出合登山口行きのバスチケット売り場は長蛇の列。
対して別山の猿壁登山口へ向かっているのは、貝一匹。
……本気で白山に乗り換えようかと思いました。
AM5:00 猿壁登山口到着
本当に誰も来ないまま、猿壁登山口に到着しました。
若干明るくなってきているのが唯一の救い。
それでも飲み込まれそうな登山道に足を踏み出しました。
うっそまだ鳥の声すらしないのかよ……
熊出たらどうしよう、と思いながら歩いていると、徐々に明るくなってきます。
なんとなく、山を独り占めしている気分になってきました。
もののけ姫を彷彿とさせる山道をゆっくり進んでいくと、気持ちが高揚してきます。
水場につく頃にはだいぶん明るくなってきました。
ここで後ろから来た方に追い抜かれます。なんか15分遅れだったらしい。
その15分を詰められる、貝の足の遅さよ……
このあと、続々と追い抜かれていったので、「一匹じゃない安心感」で少し気が楽になりました。
ここは最終水場との分岐。余力がないので見に行きませんでしたが、左に行くと水場、右に行くと別山山頂です。
広いので帰りはここで給水休憩しました。
白山のビューポイント。
ここでご一緒した方と少しお話しました。
「今日は思ったよりも足が遅いから、体調次第ではチブリ尾根避難小屋で引き返そうと思っている」とのこと。
実はたにしも本調子ではありません。
数日前から少し息苦しさがあります。去年のコロナ感染以降、結構頻繁にありまして、毎回びくびくするのですが、陰性です。
今回も怖いなぁと思っていたのですが、その後体調を崩すこともなかったので本当に何なのか。
なので、無理せず山を楽しむことを目標に、チブリ尾根避難小屋を目指して登山を再開します。
が、ここから登るのがきつかった……なかなか足が前に出ません。
水か塩か糖か体調かと自問自答しながら登ります。
なんかふくらはぎが疲れてる気がする。
いつもよりペースはゆっくり、息もあがらないようにコントロールしてあがっているのに、今日は足の疲れが気になる。
何人にも追い抜かれながらようやく開ける尾根歩きにたどり着きました。
いつもならご褒美コースと喜んで歩くのですが、今回は腰がしびれてきました。
登山で腰痛なんてしたことなかったんですが、今日は腰から太ももがしびれる感じがあります。
「あ、これはもう、今日はだめだ」
チブリ尾根避難小屋から山頂までは1時間半。しかも急登。
仮にだましだまし登れたとしても、足場が悪い中で腰も痛かったら下山に影響が出ます。
下山の決心がつきました。
しかし、休憩する場所と時間も欲しいので、チブリ尾根避難小屋まではいくことにしました。
AM8:50 チブリ尾根避難小屋到着
写真撮るの忘れた。
小屋の中は真っ暗だったので外で休憩します。
ザックを置いて、カメラとスマホだけ持って、もう少しだけ進みました。
せめて景色の写真ぐらい、と思いましたが、視界が開けそうにもなかったので15分くらいで戻ってきました。
唯一の残っていたチブリ尾根避難小屋の写真。
次は登るぞ、と、心に誓う。
AM9:05 景色と山でおいしく食べる贅沢朝ごはん
久しぶりにメスティン調理しました。
休憩していると、いろんな方とお話する機会がありました。
登ってくる方、下りてくる方。
たにしよりも30分早く一ノ瀬ビジターを出発されていた健脚なご夫婦もいました。
山頂はとてもきれいで、槍ヶ岳まで見えたそうです。
たにしはごはんを食べたら下山することをお話したら、何人もの方に「それがいい。冷静な判断だ」「山は逃げないから」と言っていただけました。
YouTubeで見て美味しそうだったからやってみた。
焼き鳥缶入れてから混ぜればよかった。
一時間半ほど休憩し、食べたものを片付けて下山開始です。
AM10:30 下山開始
一応、お守りでもってきていた痛み止め(肺塞栓症で処方されて使わなかった超強力なやつ)を飲んで、下山開始します。
登りよりもつらくないのでサクサク下りることができました。
途中、白山のビューポイント、水場への分岐で水分補給休憩をしました。
ここまでくると、もういっそ早く下りてお風呂に入りたい、寝たいという気持ちが強かったです。
別山は巨木がある印象が強いです。なんか、白山と違って力強さを感じました。
たにし「に……? 登りは結構楽だと思ってたけど、え、思ったよりも足場悪くない? 傾斜きつくない??」
ヘッドライトつけて登ると視界が限られるせいか、あんまり気にならなかったのですが、結構傾斜ありました。よく登れたな、自分と変に感心してしまいました。
PM12:15 猿壁登山口到着
来た時と違って、明るくなっているので安心して歩けました。セミの声がする。
登山口出てまっすぐ歩くと川を見渡せるところに出ました。
PM12:35 一ノ瀬ビジター到着
下山届を提出して、車に戻りました。
登れなくてがっかりした、とか残念な気持ちはなく、ああ、帰ってきたんだなという安心感と適度(?)な運動をしたという爽快感。
たにし「じゃあ帰りに温泉よってかーえろ! 大門温泉センターはーっと」
\ 到着まで1時間 /
たにし「嫌にいぃぃぃ!! 眠いにぃぃぃぃ!!」
一ノ瀬ビジターから瀬女までの道が地味に長かったです。
白峰過ぎたあたりから本気で眠気が来たので、瀬女の道の駅で仮眠をとりました。暑くて30分しか寝られなかったけど。
あまり人もいなくて、駐車場もすんなり停められました。
料金は400円です。
汗を流して、コーヒー牛乳を飲んでさっぱりぃ~
↓この1週間前に白山に登った話
山に登った際にチブリ尾根避難小屋でお話をしてくださったお姉様に、「先週白山、その二週前に大日岳」と言ったら、「体が疲れてる、休めって言ってる」と言ってくださいました。
登りすぎかぁ……
でも降りてきたら、またどこかに登りたくなるんですよねぇ。