昨日はポッキーの日なのに、ポッキーを食べ損ねました。たにしです。
だんだん、日の出ている時間が短くなってきました。
寒いし眠いし暗いし。
なので、明るかった夏の話など。
※この日、たにしはカメラを持ってなかったので、スマホでちょっと撮った程度しかデータがありません。
そうだ、犀鶴林道だ
その日、たにしのストレスが振り切れた。
どんなストレスだったかは覚えていない。
ただ、LINEの記録を見ると、たぶん午前中に「ぷちん」となる何かがあったのだと思う。
たにし「かわず氏」
かわず氏「なんだい？」
たにし「犀鶴林道に行きたい。金沢側の入口はわかるかい？」
かわず氏「わかるけど、なぜ？」
たにし「行きたいから」
なんて、たにしの無茶ぶりに、位置情報を送ってくれるかわず氏はイケかわずだと思う。（※かわず氏は林道遊びの大先輩）
犀鶴林道とは、金沢市駒帰町と白山市白山町をつなぐ林道である。
金沢と鶴来を山の中でつなぐ道があるのは知っていた。
まだ心が絹ごし豆腐だった頃のたにしが、泣きながら入り口まで迷い込んだことがあるからである。（たぶん）
グーグル先生では犀鶴林道の入り口はわからない。
しかしかわず氏に聞いた入り口さえわかれば……！
送られてきた位置情報を握りしめ、GoProをセットし、オレンジ色に染まる湯涌街道を爆走（※気持ちだけ。法定速度です）。
たにし「うひょおおおおおおお！！！」
雛見沢みを感じる町を抜けていく。
斜面を横切るような道。
雨風を受けた木造の家。
オレンジ色に染まる空気と相まって、其処は記憶の中の故郷を思わせる。
金沢にこんな場所があっただろうか？
流れる景色を横目に、熊走大橋へと坂を駆け降りる。（車が）
この先が……犀鶴林道……
（あまり関係ない話、
wiki先生では「広域基幹林道犀鶴線」という名前で載っています。「こういききかんりんどうさいかくせん」やばい、格好いい……）
どうせ1時間程度で抜けるだろう……そんな気持ちでいざ！！
ぶおん、と、アクセルを踏む。
橋を渡り、山沿いを走る。舗装された道。進むごとに山は深くなっていく。
時刻も18：00近く。まだ明るいが、山の日は早く落ちる。
ぐんぐんと坂を上っていく車。
途中、分かれ道にもたどりつく。
黄色の看板を見つけた方にどんどん進んで……
どんどん……
どんどん……
たにし「いやここどこだよ？？？」
迷うたにし
林道は山に入っていくほど深くなる。
それは分かっていた。
が。
道には落ち葉が積もっていて、「あ、これ人来てねぇな」と思えば、ためらいも出てくる。
犀鶴林道は夜景がきれいで、「運転に自信のある人はデートに来てみては？」という場所だ。たにしもそれは知っていた。
が、明らかにデートで来る道じゃない。こんなとこデートで来るやつがいるか。
一応動画はあるので、今度アップしてみようと思う。
途中、コーンが倒れた場所にたどり着いた時点で、「引き返そう」と心に決めた。
どこで道を間違えたのか……？
山を潜り抜けていくのだから、高く高く進んでいくに違いない。（※思い込み）
それに林道なんだし、黄色の看板通りに進めばたどり着くはず！！（※思い込み）
たにし「きっとこっちの道だ！！」
間違えた（と思い込んでいる）地点まで戻り、別の道に進む。
きっとこの道を進めば、鶴来につながっているに違いない。
そう思って杉林を下って……
下って……
くだ……
あれ？
ま ち が え た
かわず氏「え？ どこなんだい？」
これはその時かわず氏に送った現在地のスクショである。
18：00に熊走大橋にたどり着き、約20分間迷った挙句に、鴛原町に吐き出されたのだ。
たにし「ぺっ……てされた……（絶望）」
犀鶴林道に、「お前はお呼びじゃない」とたたき出されてしまった。
しかし、たにしは負けない。
いとエモし！
この日、なぜかお空が爆焼けしており、「お空が新海誠！！」と心で叫びながらスマホで写真を撮りました。
最強かな？？？
写真は残ってませんが、空が、緑と黄色とオレンジが混ざったような、絵画のような空でした。辰巳ダムと合わさって、あれここは映画の世界か？？？と錯覚するくらいきれい。
とろとろと車を走らせると、金沢学院の傍へとたどり着いた。
煌々と光るローソン。
くぅ、と腹の虫が鳴いた気がした。
車を停めて、ふらふらと店内に引き寄せられ……二倍サイズになったロールケーキを購入。
大きなロールケーキの、真っ白な生クリームにかぶりつき、一服。
ふぅ……
ヤマカン乗って、帰るか……
本来行きたかったルート（の、はず）
あとでピンを使ってルートを割り出しました。
二時間もかかるのなら、やめといて正解でした。山の中で20時とか怖すぎる。
